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権田 修一 × MINAKI “人生初の日本酒” 特別対談

権田 修一 × MINAKI “人生初の日本酒”  特別対談

日本中に極上の感動を巻き起こした「2022 FIFAワールドカップ」。日本代表を初のベスト8進出まで、あと一歩のところへ導いた立役者の一人が、ゴールキーパーの権田修一選手です。

今回、“不動の守護神”として世界と戦う権田選手が出会ったのは、日本酒ブランドMINAKIの『極幻|GOKUGEN』と『珀彗|HAKUSUI』。創設半年で6つの世界的コンペティションを受賞するなど、今勢いを増す同ブランドを代表する2種の日本酒です。

シーズン中に酒類は全く召し上がらないうえ、日本酒は今まで飲んだことがないという権田選手に、MINAKIの酒はどのように映ったのでしょうか。聞き手は、MINAKIの創業者・皆木 研二(株式会社REBORN 代表取締役)が務めます。 


対談動画URL: https://youtu.be/RRaIYQHzKQw

【プロフィール】
プロサッカー選手 権田修一氏
1989年3月3日生まれ、東京都出身。ゴールキーパー。 FC東京の育成組織を経て05年トップチームに昇格。SVホルン、サガン鳥栖、ポルティモネンセSCを経て、20年清水エスパルスに移籍。U-15年代から各年代別の日本代表に選ばれ、12年にはU-23日本代表としてロンドン五輪に出場。10年A代表デビューし、14年ブラジルW杯メンバー、22年カタールW杯に選出。

権田選手、人生で初めて出会う日本酒の味は

皆木 研二(以下、皆木):今回、日本酒が初めてだと伺いましたが、ふだん他のお酒は召し上がるのでしょうか?

権田 修一(以下、権田):ビールやワインはいただくこともありますが、アルコール全般についてはほとんど詳しくありません。お酒自体は強いのですが、シーズン中はまったく飲まないもので。お酒を口にするのは本当に年に1回、妻と飲むぐらいです。

最後にお酒を飲んだのは1年前で、そのときも3年ぶりのお酒でした。実は今回のワールドカップもそうで、チームの食事会ですら飲んでいないんですよ。

皆木:権田さんにとってお酒を飲む機会は特別なものなんですね。では、日本酒に対するイメージはいかがですか?

権田:成人してすぐ飲むお酒というよりは、成熟した大人がかっこ良く飲むお酒といったイメージがあります。僕は今33歳ですが、正直自分にはまだ早いんじゃないか、と勝手に思ってきましたね。

皆木:なるほど。MINAKIの酒は、普段日本酒をあまり召し上がらない方や、初めて日本酒を飲む方にも、美味しいと言っていただけるような味わいを目指しています。まずは、純米大吟醸の『極幻』を召し上がっていただきましょう。

こちらは山田錦という酒米を使い、山形県で造った日本酒です。非常に香りが華やかなので、お猪口(ちょこ)ではなくグラスをちょっと回していただくと、より香りが引き立つかと。

権田:おぉ! 甘やかな香りがしますね。

皆木:ぜひ、“人生初の日本酒”を飲んでいただけたらと思います。

権田:(『極幻』を飲む)これって本当に日本酒なんですよね…? お酒ならではの味わいはあっても、アルコール感は強くないから、たくさん飲めちゃいそうです。シンプルに美味しく、驚きました。

日本酒は本当に飲んだことがないので、他の日本酒がどんなものか正直分からないのですが、これは何度も飲みたい。今日は飲みすぎないように気をつけますね(笑)。

皆木:私も『極幻』を作る前は、日本酒は非常にアルコール感が強い印象を持っていました。そこが特に若い方にとって、飲みづらさにつながっているかもしれないと。ですから、あえてアルコール感を感じさせず、上品な味わいとクリアな旨味のバランスがある造りにしています。

ではもう一本、ドライスパークリング日本酒の『珀彗』もどうぞ。スパークリング日本酒もおそらく初めて飲まれるのでしょうか?

権田:もちろん初めてです。(一口飲んで)炭酸の感じが鼻につかず、体に自然に入ってくるようで、すごく飲みやすいですね。飲んだ後も甘ったるくなくて、スッキリしていて。

皆木:基本的にシャンパンと同じ造り方をしている日本酒なんです。「瓶内二次発酵」という製法でこのきめ細かな泡をつくり、白麹を使うことで酸が特徴のキレのある仕上がりになっています。

MINAKIの提案するラグジュアリー日本酒とは

皆木:実際にMINAKIの日本酒を召し上がってみていかがでしたか?

権田:まず『極幻』について、純米大吟醸ということでお米で造られているはずなのに、お米感を変に感じず飲みやすいのは、なぜなんでしょう。

皆木:「精米歩合」と呼ばれるお米を磨く割合があるのですが、『極幻』はお米の粒のうち17%だけを使っているんです。精米歩合50%ほどになると、より日本酒の旨みが強く出てくるのですが、MINAKIではかなり米を磨いて、綺麗な味わいにしてるのが特徴です。

権田:なるほど、だからこんなに飲みやすいんですね。それから『珀彗』は、まるでシャンパンを飲んでいるようで。ただ以前、シャンパンを飲んだときよりも、口に甘さが残らず、すっきりとした印象でした。こちらは、おめでたい席で飲むのにぴったりな日本酒ですね。

皆木:ありがとうございます。私たちとしても、伝統的な日本酒造りの工程に、シャンパーニュをつくるための技術を取り入れて、一体どんなお酒ができるかという挑戦をしながらたどり着いた味わいです。

“挑戦”というキーワードでつながる質問なのですが、日本酒ボトルの一般的な価格っていくらぐらいだと思いますか? 権田選手の感覚でおっしゃってみてくださいね。

権田:本当にお酒が分からないので、感覚なのですが…、だいたい2、3千円ぐらいでしょうか?

皆木:まさに2、3千円から高くても5千円。最近は1万円台のわりと高価格な日本酒も少しずつ出てきていますが、やはり日本酒ってワインと比べると低価格なんですよね。一方、MINAKIの日本酒の小売価格は、2〜3万円と非常に高級な部類になります。

権田:えっ!! 時が止まりました(笑)。

皆木:確かに高価格の酒なのですが、「日本酒は安酒」といった昔ながらのイメージのままだと、酒蔵には利益が残りません。そうすると、日本酒という文化が衰退してしまいます。ですから、高級日本酒という新ジャンルには多くの期待が寄せられ、国内外の市場で伸び始めているんです。
MINAKIは日本酒を好きな方はもちろん、今までワインやシャンパンを飲んでいた方々に対して、高級日本酒という選択肢を提案したいという想いで酒造りをしています。そして、そのブランドの理念に共感していただいた、国内のミシュラン星付きレストランや予約困難店など約100店舗ですでに提供が始まっています。

ワインやシャンパンに代わる極上の日本酒

権田:日本代表として戦ってきた身として、日本の名前が入ったものは大事にしていきたい気持ちがあります。特別なイベントなどで、みんなで高級日本酒をたしなむというのはすごくいいアイデアですね。

皆木:えぇ。ごく少数をオンラインで一般販売もさせていただいているのですが、自分自身のために購入というよりは、ギフトや何かお祝いごとのためにご利用いただくことが多いですね。

権田:それほどの価格帯でも需要があるものなんですね、面白いな。

皆木:潜在的なニーズがあると感じます。私はわりと日本酒を飲む世代にしては若い方に入ると思いますが、例えばホームパーティーの際、ワインやシャンパンを持ってくる方が多い中で、日本酒ってちょっと持っていきづらいというか…。

権田:確かに「日本酒を持ってきました」と言われたら、この人お酒好きだな、相当飲む気だなって思っちゃいますね。

皆木:それをもっと「センスがいい手土産を持ってきた/いただいた」というように、贈る側も自信を持って渡すことができて、もらう側の気持ちを湧き立たせたりするものへと、日本酒のイメージを変えていきたいと考えているんですよ。

権田:パッケージも洗練されていますね。

皆木:日本酒ってアルコール感が強かったり、ラベルも昔ながらの雰囲気のままだったりするので、ちょっととっつきにくいお酒といったイメージが強いかもしれません。

でもMINAKIは、日本酒が初めての方でも美味しいと言っていただけるような、飲みやすさを意図しています。1度上質な日本酒を飲んでもらうと、「もう少し酸が強いものを飲みたい」「もっとパンチが効いたものがいい」など、それぞれの好みが徐々に見えてくるはず。

最初にMINAKIから入ってもらって、そこからどんどん間口を広げて日本酒のファンになってもらいたい、と考えています。

権田:だとしたら、今日は導入としてはばっちりです。今後お酒好きの集まりに行ったらMINAKIの日本酒を持参しようと思いました。お酒好きな父にプレゼントするのにもいいし。妻はワイン好きなので、あえて高級日本酒を贈るのもサプライズになるかもれない。海外への土産にもいいですね。

皆木:『極幻』はワインのように、時間の経過とともに、表情を変えていくのも魅力​​です。単体でも飲みたくなる完成度がある一方、和・洋・中​​どんなジャンルの料理とも相性がいいのも強みです。『珀彗』はまさに“和製シャンパン”として、華やかなシーンでご利用いただきたいですね。

権田:最初にお話した通り、僕はシーズン中は一切飲まないと決めていることもあって、パーティーの場などに僕がお酒持っていくことってたぶん“普通”じゃないことなんです。ですが、MINAKIの酒はその場で自分が飲めなくても、「一度飲んで本当に美味しかった」とみなさんに自信を持っておすすめすることができます。

会食に行く機会は多い方ではありませんが、ワールドカップを経て、応援してくださる方の輪も広がっています。ここぞ、というシーンでぜひ活用させていただきたいです。

皆木:嬉しい言葉をいただきました。今日は貴重なお時間をありがとうございました。

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